2019.05.24

ロイヤル・オペラ『運命の力』<タイムテーブルのご案内>

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これ以上はありえない豪華キャスト!!ロンドンで熱狂を巻き起こしたネトレプコとカウフマンの《運命の力》が登場!

3月21日の初日、英国ロイヤル・オペラのロビーは異様な熱気に包まれていた。今やキャリアの頂点にあるオペラ界の2大スター、ソプラノのアンナ・ネトレプコとテノールのヨナス・カウフマンがヴェルディの《運命の力》で共演するのだ。ロンドンで二人が一緒に歌うのは11年前の《椿姫》以来。一人でもソールド・アウト必至のスターが、最高の演目で共演とあって、チケットの争奪戦は熾烈を極めた。そして初日の幕が開き、「この公演の実現はありえない幸運」「スター達の輝かしい声」などの絶賛の声が相次いでいる。

ヴェルディの《運命の力》は1862年にロシア、サンクトペテルブルクの帝室歌劇場で初演された。美しい旋律で有名な序曲から始まり、過酷な〈運命〉に翻弄される主人公たちのドラマが息をもつかせぬ展開となる。18世紀スペインを舞台にした、貴族の娘レオノーラとインカ帝国の血を引くドン・アルヴァーロの悲恋物語だ。ネトレプコが情感豊かに愛ゆえに苦悩するヒロインを歌い、カウフマンはドン・アルヴァーロの暗い情熱を体当たりで演じる。敵役であるレオノーラの兄ドン・カルロに最高のバリトン歌手ルドヴィク・テジエ、僧院長にはフェルッチョ・フルラネットを迎え、ロイヤル・オペラの音楽監督パッパーノの指揮というこれ以上ない布陣だ。演出はクリストフ・ロイ。映像を巧みに使い、モダンな切り口ながら敬虔な精神性を損なわない舞台が評価された。

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<ロイヤル・オペラ『運命の力』タイムテーブル>

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【作曲】ジュゼッペ・ヴェルディ
【演出】クリストフ・ロイ
【指揮】アントニオ・パッパーノ
【出演】アンナ・ネトレプコ(レオノーラ)、ヨナス・カウフマン(ドン・アルヴァーロ)、ルドヴィク・テジエ(ドン・カルロ)他