ロイヤル・バレエ

シンデレラ

Cinderella

ロイヤル・バレエ

シンデレラ

Cinderella

日本出身のプリマ・バレリーナ、金子扶生が主演!ローレンス・オリヴィエ賞受賞の美術デザイナーによる人気プロダクション!華麗でファンタジックに彩られたロイヤル・バレエ『シンデレラ』

母を亡くすという不幸な境遇にもめげずに明るく健気なシンデレラが、その清らかな心で幸せをつかむという『シンデレラ』の物語は、いつの時代も人々の心に灯りをともしている。ロイヤル・バレエの創立メンバーである巨匠フレデリック・アシュトン振付の『シンデレラ』が初演されたのは1948年。おとぎ話のファンタジックさ、英国らしいおおらかなユーモアと、心優しい人が報われるというハッピーエンドで多くの人に愛される名作となり、アメリカン・バレエ・シアターや新国立劇場バレエ団など世界中で上演されている。

2022年に初演75周年を記念してロイヤル・バレエでおよそ10年ぶりにリバイバルされた『シンデレラ』は、舞台装置や衣装が一新された新プロダクションとして登場し、大好評を博した。その成功を受け、2024年にはクリスマスの時期に毎年恒例の『くるみ割り人形』に代わって上演された。舞台装置を手掛けたトム・パイは『となりのトトロ』で2023年のローレンス・オリヴィエ賞舞台デザイン賞を受賞するなど注目のデザイナーで、本作でも変身シーンなどにプロジェクション・マッピングを巧みに使用し、舞踏会を野外のガーデンパーティとして演出するアイディアでロマンティックな世界観を作り上げた。
衣裳を手掛けたのは、映画『オペラ座の怪人』や『アベンジャーズ』、『ネバーランド』、『ドクター・ストレンジ』などで知られるアレクサンドラ・バーン。今までに6度アカデミー賞衣裳デザイン賞にノミネートされ、2007年の『エリザベス:ゴールデン・エイジ』でオスカーを受賞している彼女が出掛けたファッショナブルで華麗な衣装が、舞台にさらなる彩りを加えている。

心優しく健気で前向きなシンデレラを演じるのは、ロイヤル・バレエの看板ダンサーであり、世界的なプリマ・バレリーナへと成長を続けている金子扶生。アシュトン独特の非常に難しい技巧も軽やかに踊りこなす姿も眩しい。王子役には、『不思議の国のアリス』のハートのジャック役でシネマ上映作品に主演し、今年はバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の来日公演でも主演する人気スターのウィリアム・ブレイスウェル。他にも、優しくシンデレラを導く仙女役にマヤラ・マグリ、シンデレラの義理の姉たち役には、ベネット・ガートサイドとジェームズ・ヘイが挑んでいる。また道化役には、超絶技巧を誇る若手の五十嵐大地、四季の精のうち夏の精を佐々木万璃子が詩情豊かに踊るなど、多くの日本出身のダンサーが活躍を見せている。

世界トップクラスのスターダンサーたちによる、ときめきと笑いに満ちた華やかで夢いっぱいのバレエ作品は、冬の寒さを吹き飛ばして温かい気持ちにさせてくれるに違いない。

PHOTO&MOVIE

STORY

シンデレラは母を亡くし、父と義理の姉たちと暮らしている。義理の姉たちに家事を押し付けられているシンデレラだが、彼女たちにも笑顔を絶や
さない。でも一人の時には亡き母のことを恋しく思う。訪ねてきた老女にはパンを与えるなど心の優しいシンデレラ。ダンスのレッスンを受け着飾っ
た義理の姉たちは宮廷での舞踏会へと出発し、彼女は一人留守番をして母を思い出す。すると先ほどの老女が再び現れ仙女の姿になり、四
季の精たちがそれぞれの贈り物を与える。かぼちゃは馬車に、シンデレラは美しいドレス姿に変身する。魔法が解ける12 時までに帰ってくるように
と仙女に念を押され、シンデレラは馬車で舞踏会へと向かう。
宮廷の舞踏会に到着したシンデレラは、足を踏み入れるなり、輝くばかりの美しさで王子や客人たちを魅了する。王子とシンデレラは踊り、愛が
芽生えるが、やがて12 時の鐘が鳴る。魔法が解けたシンデレラは慌てて走り去るが、履いていたガラスの靴の片方を落としてしまう。
家に戻ったシンデレラは、昨晩の出来事は夢だったのかしらと片方の靴を取り出しながら反芻している。そこへ、ガラスの靴の持ち主を探している
王子一行がやってくる。靴に無理やり足を押し込もうとする姉たちを手伝おうとしたシンデレラのエプロンのポケットから、もう片方の靴が転がり落ち
る。貧しい身なりのシンデレラこそが、探し求めていたお姫様だったと王子は気づき、彼女の手を取る。仙女や四季の精、星の精たちに祝福され、
二人は永遠の愛を誓う。

  《シンデレラ》
 
【振付】 フレデリック・アシュトン
【音楽】 セルゲイ・プロコフィエフ
【指揮】 ジョナサン・ロー
【舞台装置デザイン】 トム・パイ
【衣裳デザイン】 アレクサンドラ・バーン
【照明デザイン】 デヴィッド・フィン
【ビデオ・デザイン】 フィン・ロス
【特殊効果】 クリス・フィッシャー
【ステージング】 ギャリー・エイヴィス、ウェンディ・エリス・サムズ
【シニア・レペティトゥール】 ディアドラ・チャップマン、サマンサ・レイン、サミラ・サイディ
【レペティトゥール】 シアン・マーフィー
【プリンシパル指導】 アレクサンダー・アグジャノフ、リアン・ベンジャミン、ダーシー・バッセル、
ラウラ・モレラ、マリン・トゥーズ、クリストファー・サウンダース
【ベネシュ舞踊譜】 ダニエル・クラウス
 
【コンサートマスター】 メリッサ・カーステアズ
   
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団

THEATER

※上映時間について、公開日が近づきましたら上映劇場へ直接お問い合わせ下さい。

上映劇場

地域 劇場名 上映期間
北海道 札幌シネマフロンティア 2025/2/21(金)~2025/2/27(木)
宮城 フォーラム仙台 2025/2/21(金)~2025/2/27(木)
東京 TOHOシネマズ 日本橋 2025/2/21(金)~2025/2/27(木)
東京 イオンシネマ シアタス調布 2025/2/21(金)~2025/2/27(木)
千葉 TOHOシネマズ 流山おおたかの森 2025/2/21(金)~2025/2/27(木)
神奈川 TOHOシネマズ ららぽーと横浜 2025/2/21(金)~2025/2/27(木)
愛知 ミッドランドスクエア シネマ 2025/2/21(金)~2025/2/27(木)
京都 イオンシネマ 京都桂川 2025/2/21(金)~2025/2/27(木)
大阪 大阪ステーションシティシネマ 2025/2/21(金)~2025/2/27(木)
兵庫 TOHOシネマズ 西宮OS 2025/2/21(金)~2025/2/27(木)
福岡 kino cinéma天神 2025/2/21(金)~2025/2/27(木)

CAST

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団