ロイヤル・バレエ

マノン

Manon

  • 【振付】ケネス・マクミラン
  • 【音楽】ジュール・マスネ
  • 【指揮】マーティン・イエーツ
  • 【出演】サラ・ラム(マノン)
    ワディム・ムンタギロフ(デ・グリュー)
    平野亮一(レスコー)
    イツァール・メンディザバル(レスコーの愛人)
    ギャリー・エイヴィス(G.M.)
  • 【上演時間】3時間11分

美しい少女マノンの愛の悲劇を描いたフランスの小説「マノン・レスコー」をもとにした、ケネス・マクミラン振付によるバレエ。
恋に落ちたマノンとデ・グリューは駆け落ちするが――。

英国ロイヤル・バレエ団で活躍する日本人プリンシパルの平野亮一がマノンの兄レスコー役で出演。確かな技術に裏打ちされた酔っ払いの演技とダンスも必見!

バレエの中でも最もドラマティックで破滅的な作品のひとつである、ケネス・マクミラン振付の『マノン』。美しく衝動的な少女マノンは、若くハンサムな学生デ・グリューと出会って恋に落ちる。しかし、兄レスコーの手引きから富豪ムッシューG.M.から愛人にならないかと誘われたマノンは、デ・グリューとの愛と、G.M.との豪華な生活の間で引き裂かれる――。
原作はアベ・プレヴォによる18世紀のフランスの小説「マノン・レスコー」でオペラや映画にもなった。マクミランは1974年のバレエ初演時、オペラ版も手掛けたジュール・マスネの音楽を用いたが、オペラと同じ曲は一切使用していない。現在のバージョンは2011年に今回の指揮も手掛けたマーティン・イエーツが、マスネの既成の曲を最初からまるでバレエ組曲として書かれたように再構成して完成させた。最後のマノンとデ・グリューが逃げ込んだ沼地で繰り広げる“沼地のパ・ド・ドゥ”が胸を打つ。