ロイヤル・バレエ
リーズの結婚
LA FILLE MAL GARDÉE
ロイヤル・バレエ
リーズの結婚
LA FILLE MAL GARDÉE
名匠フレデリック・アシュトンの斬新な振付が光る英国流ラブコメディ 村娘リーズの鮮やかな恋模様を描いた人気作『リーズの結婚』
のどかな田園の村娘と農夫の恋愛騒動を英国流のユーモアであたたかく描いた『リーズの結婚』。名匠フレデリック・アシュトンが1960年に自身の版を初演し大人気の演目となった。鮮やかなステップで軽やかに踊る着ぐるみの鶏たちや、リボンを持ってリーズとコーラスがお互いの身体を編み込むリボンダンス、8人の女性ダンサーの持つリボンに支えられたパ・ド・ドゥなど、他作品では見ることのできない新鮮な驚きを味わうことができる。本物の愛らしいポニーが登場し、リーズの母親シモーヌを男性ダンサーが女装して踊る場面も印象的。原題“ラ・フィーユ・マル・ガルデ”は“監督不行き届きの娘”という意味ですが、娘の恋にやきもきする、時に厳しくも愛情深い母親であるシモーヌを男性ダンサーがどのように演じるかも見せ場の一つ。アシュトンならではの振付の特徴である素早いピルエットや高いリフト、細かい足捌きとエポールマン(頭と上体に角度をつけること)といったテクニックが盛り込まれている。1幕で登場するリーズとコーラスの活気あふれるパ・ド・ドゥにも注目してほしい。
母シモーヌが、リーズとの結婚を望んでいる金持ちの息子アランは、少しずれているが純真な性格の愛すべき人物。彼やシモーヌをはじめ、リーズとコーラスを取り巻く個性的な人々を優しい眼差しで描いている。リーズを演じるのは、アシュトン作品を得意とするフランチェスカ・ヘイワード。愛らしい村娘を、時にユーモラスに、時にロマンティックに演じる。恋人コーラスを演じるのは、『赤い薔薇ソースの伝説』でヘイワードとの相性の良さが記憶に新しいマルセリーノ・サンベ。柔らかく高い跳躍や足捌きも鮮やかで、理想的なパートナーシップを発揮している。シモーヌ役を女装して演じるのは、ファースト・ソリストのジェームズ・ヘイ。過去に王子役も務めるほど端正な容姿とテクニックの持ち主だが、最近は『シンデレラ』の義理の姉妹を演じるなど、キャラクターロールで新境地を開いている。木靴の踊りでシモーヌと共に踊るリーズの友人たち役として登場する日本人ダンサーの佐々木万璃子、前田紗江、桂千理の活躍も見どころの一つとなっている。
PHOTO&MOVIE フォト&ムービー
STORY ストーリー
村娘のリーズは、恋人の農夫コーラスとの結婚を夢見ている。しかし、母親のシモーヌは裕福な家の息子アランとの縁談を望んでいた。リーズは母親の目を盗み、密かにコーラスと想いを交わすが、シモーヌは娘を監視してアランとの結婚を進めようとする。嵐の後、リーズとコーラスは再び愛を確かめ合うものの、母親のシモーヌに気づかれて寝室に閉じ込められてしまう。シモーヌがアランとの婚約を強引に進める中、二人は彼女の前で跪き、許しと祝福を求める。やがてシモーヌも根負けし、一同に祝福されながら二人は結婚する。
| 【振付】 | フレデリック・アシュトン |
|---|---|
| 【音楽】 | フェルディナン・エロール |
| 【編曲】 | ジョン・ランチベリー |
| 【台本】 | ジャン・ドーベルヴァル |
| 【美術】 | オズバート・ランカスター |
| 【照明デザイン】 | ジョン・B・リード |
| 【ステージング】 | クリストファー・カー |
| 【主演指導】 |
アレクサンダー・アグジャノフ、 スチュアート・キャシディ、 ジャン・クリストフ・ルサージュ、 イザベル・マクミーカン |
| 【シニア・レペティトゥール】 | サマンサ・レイン |
| 【レペティトゥール】 | シアン・マーフィ |
| 【指揮】 | ジョナサン・ロー |
| 【首席ゲストコンサートマスター】 | ヴァスコ・ヴァシレフ |
| 【管弦楽】 | ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団 |
|
〈キャスト〉 |
|
| 【シモーヌ(金持ちの未亡人)】 | ジェームズ・ヘイ |
| 【リーズ(シモーヌの娘)】 | フランチェスカ・ヘイワード |
| 【コーラス(リーズに恋する若い農夫)】 | マルセリーノ・サンベ |
| 【トーマス(裕福なブドウ畑のオーナー)】 | クリストファー・サウンダーズ |
| 【アラン(トーマスの息子)】 | ジョシュア・ジュンカー |
| 【雄鶏】 | リアム・ボズウェル |
| 【鶏】 |
マディソン・ベイリー、キム・ボミン、 レティシア・ストック、マリアンナ・ツェンベンホイ |
| 【リーズの友人たち】 |
ミーシャ・ブラッドベリ、アネット・ブヴォリ、 レティシア・ディアス、ハンナ・グレンネル、 桂千理、前田紗江、佐々木万璃子、 シャーロット・トンキンソン |
| 【村の公証人】 | アイデン・オブライエン |
| 【村の公証人の事務官】 | リアム・ボズウェル |
| ポニーのオスカー |
THEATER 上映劇場
| 地域 | 劇場名 | 上映期間 |
|---|---|---|
| 北海道 | 札幌シネマフロンティア | 2026/1/16(金)~2026/1/22(木) |
| 宮城 | フォーラム仙台 | 2026/1/16(金)~2026/1/22(木) |
| 東京 | TOHOシネマズ日本橋 | 2026/1/16(金)~2026/1/22(木) |
| 東京 | イオンシネマ シアタス調布 | 2026/1/16(金)~2026/1/22(木) |
| 千葉 | TOHOシネマズ流山おおたかの森 | 2026/1/16(金)~2026/1/22(木) |
| 神奈川 | TOHOシネマズららぽーと横浜 | 2026/1/16(金)~2026/1/22(木) |
| 愛知 | ミッドランドシネマ | 2026/1/16(金)~2026/1/22(木) |
| 京都 | イオンシネマ京都桂川 | 2026/1/16(金)~2026/1/22(木) |
| 大阪 | 大阪ステーションシティシネマ | 2026/1/16(金)~2026/1/22(木) |
| 兵庫 | TOHOシネマズ西宮OS | 2026/1/16(金)~2026/1/22(木) |
| 福岡 | キノシネマ天神 | 2026/1/16(金)~2026/1/22(木) |