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この度、映画公開を記念して、日本最大級の延床面積を誇る「名古屋港水族館」とのタイアップが決定しました。

国内で2か所しかない海獣の王ことシャチを飼育している水族館の1つでもあり、映画の中で“水族館”が重要な場所であることからタイアップが成立。

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館内南館2階ホワイエ(シネマ館入口)では、映画『海獣の子供』パネル展を開催。STUDIO4℃が手掛けた美麗な本編カットや美術ボードを交えて作品世界に触れられるコーナーに。

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さらに、名古屋港水族館の人気スポット「マイワシのトルネード」(南館2階)と劇中音楽を手掛けた久石 譲がコレボレーションし、本日から7月14日(日)まで<マイワシのトルネード~『海獣の子供』スペシャル~>として実施されます。

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久石譲氏が手掛ける映画音楽に乗せて、約3万5千匹のマイワシの群れが魅せる美しい幻想的な海の世界が幅約14メートルもの「黒潮大水槽」いっぱいに表現されます。

タイアップにあたり映画を鑑賞した名古屋港水族館館長の日登弘氏は、

「海洋生物の王者シャチを飼育する者から見ても、まさに子供達の夢や、未来への想像をかきたてられる内容で、次に何が来るのか、わくわくさせられる感動の連続でした。」

と、水族館に来たときのようなワクワク感を映画にも感じたとコメント。

名古屋地区では、ミッドランドスクエアシネマTOHOシネマズ 名古屋ベイシティ109シネマズ名古屋にて『海獣の子供』は上映します。

是非、映画を観た後に名古屋港水族館へ赴き、作品世界を追体験してみて下さい。

 

<名古屋港水族館>

公式HP=http://www.nagoyaaqua.jp/

主題歌と合わせて、映画のもう一つの顔である「音」を支えるのは、映画音楽界の巨匠・久石 譲の音色です。

そして、本日6/5(水)にオリジナル・サウンドトラックが発売となりました!

 

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<久石 譲コメント>

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この映画の面白さは、ストーリーとして予測出来ないところにあります。哲学的であるとも言えます。全編を通してミニマル・ミュージックのスタイルを貫いたので、映画音楽としてはかなりチャレンジをしたと思います。

宇宙の記憶の息遣い、生命の躍動感など観る人のイマジネーションを駆り立てる作品です。音楽と映像によって観る人の感覚が開放されて楽しめることを期待します。

 

<商品情報>

■「海獣の子供」オリジナル・サウンドトラック

■音楽:久石 譲

■品番:UMCK-1626

■価格:¥2,800(税抜)

■発売元:ユニバーサル・ミュージック

■公式サイト:http://www.joehisaishi.com/index.php

■収録曲(全25曲)

1.ソング

2.孤独な世界

3.ひとりぼっちの夏休み

4.海と琉花

5.海

6.海に連れられて

7.宇宙の記憶

8.星の歌 〜ケーナ version〜

9.出航

10.ジンベエザメ

11.嵐の中のふたり

12.星の歌 〜シンセサイザー version〜

13.海と琉花 〜出会い〜

14.光る夜の海へ

15.空との別れ

16.星の消滅

17.星の歌 〜ケーナ&ムックリ version〜

18.宇宙の誕生

19.生命の理由

20.生命の繋がり

21.生命の源

22.星の歌

23.海との別れ

24.私の夏の物語

25.エピローグ

久石 譲の手掛けた劇伴を使用した予告①はコチラ↓

 

 

 

 

この度、尼神インターに続いて、ゲスト声優として、瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルグループ・STU48の大谷満理奈と門脇実優菜の出演が決定!

“海に一番近いアイドル”として、『海獣の子供』へ参加することが、本日映画の舞台の1つでもある、新江ノ島水族館から生配信されたスペシャル番組内で発表されました!

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2人が演じるのは、芦田愛菜演じる主人公・琉花が所属するバンドボール部のメンバー。夏休み初日にハンドボール部のとあるチームメイトと問題を起こしてしまった琉花に、声をかける役どころ。

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そして、本人たちからのコメントも到着!

大谷満理奈>

夢だったアニメーション制作の現場が目の前に広がっていて、緊張もしましたがワクワク感が上回っていました!STU48は船の上で活動するアイドルグループですので、この映画を通じて、海に興味を持ってくださる方が増えたらとても嬉しいです!

門脇実優菜>

私の「声優になりたい」という夢を叶えて頂いて、感謝の気持ちを伝える大切な時間となりました!「海獣の子供」はとても幻想的で、海をもっと好きになる素敵な作品です。海をテーマに活動する私たちSTU48と共感する部分がたくさんありました。

<海>をテーマとして物語が紡がれる映画『海獣の子供』に、<海>に最も近いアイドル・STU48が出演するに当たり、二人からアニメーション声優初挑戦となる想いや活動拠点である海への想いが綴れました。

4月には国内初となる船上劇場「STU48号」が出航し、先日7/31リリースの3rdシングルは全員選抜”で活動休止中のメンバーを除く全29人のメンバーで歌唱することが決定するなど、話題に事欠かないSTU48の新たな船出を祝うトピックとなりました。

本日、生配信された番組は1週間限定で以下のチャンネルで視聴可能です。是非チェックしてみて下さい!

番組名:STU48が声優初出演!映画『海獣の子供』公開直前生配信!@新江ノ島水族館

視聴先:

①twitter「STU48 公式アカウント」ペリスコープ https://twitter.com/STU48_official_
②Youtube 「TOHO animation チャンネル」 https://www.youtube.com/watch?v=9t58geahFIM
③ニコニコ生放送(公式) https://live.nicovideo.jp/watch/lv320342657

二人が映画にどう彩りを添えるのか、ご期待下さい!

 

<大谷満理奈プロフィール>
2004年2月14日生まれ、山口県出身。17年にSTU48第1期生オーディションを経て、正式メンバーとなる。ニックネームはマリーナ。STU48 2ndシングルのカップリング曲ではセンターポジションに選ばれる。声優は本作が初挑戦。
<門脇実優菜プロフィール>
2003年3月11日生まれ、兵庫県出身。17年にSTU48第1期生オーディションを経て、正式メンバーとなる。ニックネームはみゆみゆ。STU48 1stシングル、2ndシングルの表題曲の選抜メンバー。18年にはスマホゲームアプリのキャラクターの声を担当し、声優デビューしている。

【STU48とは?】
国内6番目のAKB48姉妹グループとして2017年3月に誕生。
「瀬戸内」エリアを本拠地とし、「1つの海、7つの県」を中心に活動するAKB48グループ初の広域アイドルグループ。瀬戸内(SeToUchi)の頭文字からSTU48(エスティーユー フォーティエイト)と命名される。瀬戸内海を主とした船上劇場というスタイルで、歌とダンス・トークから構成される公演を各港で展開中。2019年7月31日には3rd Singleが発売される。

公式サイト:https://www.stu48.com/

先日、東京MXにてOAされた『鉄コン筋クリート』は、twitterトレンドワード入りするなど、視聴実況を通して改めて原作者・松本大洋氏が描く世界観と合わせてSTUDIO4℃の圧倒的な映像表現に多くの方が驚きました。

そして、残念ながら関東圏以外の皆様にご視聴頂けなかったことから、この度急遽BS11でのOAが決定しました。映画『海獣の子供』公開週の日曜日、6/9の19時から放送予定!

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シロを演じる蒼井優さんは、『海獣の子供』では、主人公琉花の母親・加奈子を、ネズミを演じる田中泯さんは、『海獣の子供』では、ジュゴンに育てられた兄弟・海と空を守る海洋学者・ジムを演じています。

更に、美術監督は両作品とも鬼才・木村真二氏が担当。

『海獣の子供』を創り上げたSTUDIO4℃の神髄を、この機会に目に焼きつけてください!!

<放送情報>

【番組タイトル】映画『海獣の子供』公開記念『鉄コン筋クリート』

【放送局】BS11(BS放送用のアンテナと受信機があれば、全国どこでも無料でご覧いただけます。)

【放送日】6月9日(日)19:00~21:00(予定)

【番組HP】https://www.bs11.jp/movie/tekkon/

本日、6/3(月)0時より、米津玄師が手掛けた主題歌「海の幽霊」が配信開始となりました。

MVの再生回数が、“自身最速”で1,000万回突破し、音楽史に新たな旗を打ち立てた「海の幽霊」の配信開始に合わせて、さらにスペシャル企画が実現しました!

配信開始と映画公開を記念し、原作者・五十嵐大介と主題歌・米津玄師のスペシャル対談が特設サイトにて掲載開始!

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(photo by太田好治)

対談は、劇中の物語の舞台の一つである水族館のモデルである、「新江ノ島水族館」にある「相模湾大水槽」をバックに実施されました。かねてから原作のファンである米津玄師と、五十嵐大介の時を経て実現した貴重な対談は、出会いから「海獣の子供」に対する想い、楽曲の制作秘話まで多岐に及んでいます。

是非主題歌を聞きながら、二人が紡ぐ言葉の世界に浸かって頂ければと思います。

 

<五十嵐大介×米津玄師スペシャル対談>
特設サイト:https://www.kaijunokodomo.com/crosstalk/

 

<「海の幽霊」配信ストア一覧>
https://smej.lnk.to/nXniX

 

<「海の幽霊」MV>

この度、6月1日(土)~6月30日(日)の間で、映画の舞台の一つである新江ノ島水族館(神奈川県・藤沢市)とのタイアップが決定しました。

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五十嵐先生が、原作コミックス執筆時からロケーション協力をし、映画『海獣の子供』においてもリアリティある映像を制作するに当たり制作協力をしてきた、新江ノ島水族館(えのすい)。映画の中では「新江の倉水族館」という名称で登場します。

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映画公開を記念して、劇中に登場する館内での印象的なシーンを紹介する「巡礼フォトスポット」や会場でした見ることのできないSTUDIO4℃にて渡辺歩監督が描いた絵コンテ(複製)の展示を行います。

映画冒頭のファーストカットの絵コンテを、映画の舞台でもある新江ノ島水族館で紐解く体験は、まさに映画の中に没入していく感覚を味わえるものになっています。

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さらに、通常では見ることのできない、水族館の裏側=バックヤードを原作/映画に長年制作協力してきた水族館スタッフ自ら案内する「聖地巡礼“デプス”ツアー」の実施も決定! 主人公・琉花がジュゴンに育てられた少年・海と出会う場所のモデルとなったスポットを垣間見ることができるかもしれません。

そして、映画の中で琉花と海が出会う象徴的なシーンのモデルとなっている、「相模湾ゾーン 相模湾大水槽」では、映画で描かれる館内を抜粋した特別映像や映画予告編を上映! 幻想的な大水槽の前で見るアニメーションは格別の体験になるでしょう。

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↑ 実在の館内のスポット              ↑ 映画本編の該当シーン

その他、オリジナルクリアフィルが貰える<小田急×『海獣の子供』スタンプラリー>や映画公開後には、『海獣の子供』鑑賞券持参の入館料が10%OFF となるキャンペーンも開始。

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是非とも、映画を観る前にも、観た後でも、新江ノ島水族館での体験を味わって頂ければと思います。

 

詳細は、新江ノ島水族館公式サイトをチェック!!

映画『海獣の子供』とリコーが販売する360°カメラで水中でも圧倒的な映像美を誇る「RICOH THETA」とのタイアップが決定しました。

 

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豪華グッズが当たるTwitterフォロー&リツイートキャンペーンを実施!

映画グッズのほかRICOH THETAが販売するグッズがもらえるので皆様も是非参加してみてください。

 

【実施期間】

~6月14日(金)23:59まで

 

【応募方法】

・RICOH THETA公式Twitterをフォロー(@theta_official

・キャンペーンTweetをリツイート

※ご当選された方には2019年6月30日までに(@theta_official)よりダイレクトメッセージにてご連絡いたします。

 

【プレゼント内容】

■RICOH THETA 水中ハウジングセット 2名様

①RICOH THETA V

②RICOH THETA水中ハウジングケース TW-1

③映画ポスター

④映画プレスケース

 

■『海獣の子供』特別プレゼント 8名様

①THEATA 特別ノベルティセット

②映画カレンダー

③映画ポスター

④映画プレスケース

 

【RICOH THETA公式サイト】

https://theta360.com/ja/

 

 

≪ RICOH THETAとは?≫

株式会社リコーが販売する360°カメラ。防水対応で水中でも圧倒的な映像美を誇る。

4K映像やライブストリーミング機能、4方向マイクによる立体音声などに新たに対応することで、空間だけなく時間も含めて世界を丸ごと取り込むことができ、カメラとしての新たな体験価値を提供中。

 

映画公開を記念して、海洋に関する基盤的研究開発を行っている文部科学省所管の国立研究開発法人である海洋研究開発機構(JAMSTEC)とのコラボが決定!

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コラボビジュアルの制作の他、この度原作者・五十嵐大介先生と、海洋研究開発機構(JAMSTEC)超先鋭研究開発部門部門長の高井研氏によるスペシャル対談が実現!

「海獣の子供」の世界観に大きな影響を与えた“海”そのものや“深海”を切り口に、原作者の作品への思いや海に関する最先端の研究についてなど、いろいろと興味深いお話を伺いました!

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<アーティスティックで詩的な作品の世界観>

高井研氏(以下、高井):まず原作を読ませていただいて、とてもアーティスティックな作品だと感じました。普通、少し現実離れした作品だと、説明を書きたくなるじゃないですか。ところが「海獣の子供」ではそれをまったくすることなく、なんかこう、詩的に伝えてくるなぁと……。

五十嵐大介先生(以下、五十嵐):そう言っていただけるとうれしいです。

高井:描かれていることも、実は僕らがやっている研究と近いんですよね。例えば宇宙から“命のもと”が飛んできて、深海で混ざり合って……、まさに僕らが研究しているようなことが展開されていく。でもそれを科学的に言わずに、あくまで詩的に表現していくのがとても印象的でした。

五十嵐:ありがとうございます。

高井:もう抜群に映画向きの作品だと思いました。映画でも五十嵐先生のアーティスティックな部分がとてもきれいに表現されていて。原作の文字や説明がない部分を補って、ギュッと凝縮したものが今回の映画なんだと思いました。これは、僕たちのような理系の研究者だけでなく、文系の人にも伝わるなと。こと細かく説明するのではなく、なんとなくの説明でわかるっていう。

五十嵐:はい、そうですね。だからあまりこう、すごく描写を理解しようって思って観るよりは、“浴びる感じ”っていうのかな。感じるように観ていただく作品なのかなと思っています。

高井:そうですね、浴びる感じです!僕らも実は、細かいことが言いたいんじゃなくて、海ってすごいんだよ、おもしろいんだよと言いたいだけなんです。だから僕たちと、とてもマッチングがいいなと。現実の海の世界を、こういう風に描いていただけることが。海への興味をかき立てる作品で、しかも一番ほど遠いと思われるアートなところからっていうのが、とてもいいなぁと思いました。

五十嵐:そう言っていただけるとすごくありがたいです。実はこの作品を描くにあたって、当初はそういう科学的な頷きみたいなものは考えずに始めたんです。なので、そこをいろいろと言われてしまうと、困るな とは思っていたんですね。

高井:いや、もう全然!むしろ中途半端(に論理的)なほうが、いろいろと言いたくなります。僕の論文のあの部分を引用しろ、あの部分をもっと勉強しろって(笑)

<美しい海辺が印象的。作品の舞台設定は?>

高井:ところでこの作品の舞台ですが、どこをイメージして描かれたんですか?
原作を読んだとき、僕は千葉とか茨城とか、もしくは東北とか……そのあたりの海をイメージしたんですが、映画はバリバリ湘南なんですよね。湘南らしい街並みや電車の描写が、とても印象的でした。

五十嵐:そうですね。実は原作はかなりいろいろな海をもとにしているんです。私自身、鎌倉に住んでいるので、そのあたりも描いています。風景も、これまでに行ったことがある、いろいろな街を混ぜこぜにして、地名も実在していない名前にしています。

高井:なるほど。だから原作はときどき瀬戸内海っぽい感じもあったりするんだ(笑)

五十嵐:漫画だとコマごとに風景が変わっていても比較的大丈夫なんですが、映画の場合はつながりが見えてこないといけないので、より舞台設定がしっかりしているんだと思います。漫画の場合、隣り合ったコマでもそれぞれ別の地域の風景を描いてしまう、なんてことも結構あるんですよ。例えば 1巻は、伊豆や三重のあたりの風景を混ぜています。

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<芸術も科学も、大切なのは好奇心と想像力>

高井:作品には、とてもピュアな研究者、ジムとアングラ―ドが出てきますよね。僕のイメージでは、ジャック・イヴ・クストーのような、アカデミックとしてはカチッとしていない、海洋探検家のような研究者なのかなと思ったのですが。

五十嵐:はい、そうです。科学的な研究者というよりは、むしろ冒険家に近いイメージにしています。

高井:原作の3巻あたりから、この海洋学者たちのエピソードが入って来たりしますよね。僕のお気に入りポイントなんですが。やっぱりちょっと、うんちくが入ると楽しいです。

五十嵐:うんちくは、できればあまり入れたくなかったんですけど(笑)

高井:そうでしょうね。昭和の時代、テレビ番組は今よりもっと、不思議とか謎の解明とか、そういうものを扱う番組が多かったですよね。例えば「水曜スペシャル」の探検隊シリーズとか。今は全然なくなってしまったけれど……。

五十嵐:それこそUFOとかですよね。少し怪しいなとか、胡散臭いなとかいう部分も含めて、興味がひかれますよね。

高井:そうですね。特に子どもたちは、あれにめちゃくちゃ引き込まれるんですよ。僕が研究者になったのは「水曜スペシャル」のおかげですから(笑)

五十嵐:はい、わかる気がします!(笑)

高井:今はインターネットで調べたら、すぐに真実にたどり着いてしまう。でも昔は、大人も子どもも、誰も知らないことをテレビで見て「うわ、すごい!」ってなっていましたよね。みんなでワクワク、ドキドキして。

五十嵐:そうですね。だから、原作も科学的なものにあまり寄り過ぎないようにしています。映画には出てきませんが、原作では「海に纏わる証言」として、謎めいた短いエピソードを挿入しています。いろいろなイメージを掻き立てられたらなと思って。

高井:僕も原作を読んだときに、人間の好奇心とかワクワク感を広げる、重要なファクターだと感じました。「水曜スペシャル」を連想しましたね。

五十嵐:それはうれしいです。はやり、人間のイマジネーションを広げるような何かがないと、結局は真実にたどり着くまでに、遠回りしてしまう気がするんです。

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高井:それと、真実に近づける人が、(科学者など)そういった職業の人だけになっちゃうんですよ。それが結果として、一般人と科学の乖離を生む。これは有名な話なんですが、科学的にはもう「魚類」という分類はないんです。

五十嵐:え、そうなんですか?

高井:でもみんな、魚は魚類だって思っているでしょう? それが突然、魚類は科学的にはないよと言われたら、興味のある人は「なんで!?」と調べるでしょうけど、さほど興味のない人からすると、科学って自分に合わないなとか、難しそうだからもういいや……となってしまう。自分のイメージとかフィーリングと合わないと思った時点で、科学との断絶を生んでしまうんですね。するともう、自分で感じたり考えたりせずに、わからないからプロに任せよう、というスタンスになってしまう。

五十嵐:なるほど、そうかもしれませんね……。

高井:だからあまりにも理解しがたいことを事細かに説明しちゃうのも良くないというか。まさしく、この作品のように「不思議だよね」ということを、ふんわりと与えるっていうことも大切だと思うんです。
そういう意味ではたくさんの人に観て欲しいです。

五十嵐:そうですね、そういう風に役に立っていただければいいですね。あまりいろいろと説明しちゃうと、しばらく経ってから新しい発見があったときにひっくり返ってしまって、作品が読めなくなってしまうのも怖いなという思いもありました。

高井:それは、最初から意図されていたのですか?

五十嵐:はい。それにあまり調べきれない部分も当然あるので。だからそこに踏み込んでもしょうがないかなっていう思いもありましたね。

高井:素晴らしい戦略ですね。「海獣の子供」は何作目なんですか?

五十嵐:ちゃんとした長い連載は初めてだったんです。短い作品をずっと描いていたので。

高井:漫画家になられたのは、いつ頃で?

五十嵐:デビューしたのは、1993 年です。

高井:作品の雰囲気やテーマは、ずっとこういう感じなんですか?

五十嵐:そうですね。もともと、不思議な感じというか……、遠野 物語とかが好きで。科学もオカルトもファンタジーも、自分の中では割と同じような立ち位置なんです。

高井:僕もそうですよ。最先端の研究者が、オカルトを信じていますから(笑)

五十嵐:そうなんですか、意外です!

高井:オカルトみたいなものって、すべて科学的に説明がつきます。でも、説明できるからと言って、納得できるわけではありません。恐怖は残る。子供のころ、「水曜スペシャル」で培われた「怖い」という感情は消えないんです。でも、そんな科学に侵されていない自分を喜んでいるふしもあるんですよ。

<生命の起源と未知を求める高井さんの研究>

五十嵐:高井さんが、深海に研究テーマを絞られたのはなぜですか?

高井:それは、一番わかっていないからですね。僕は、自身のことを“知の冒険家”だと思っています。
実験室で研究をしていると、脳の中でしか冒険できないですが、現地での冒険もしたかった。その点、JAMSTECは、実験室での冒険と具体的な冒険が一緒にできる、世界的にも優れた研究所です。
最初は、しっかり実験室で研究をしている方にも勝てるくらいちゃんとしたサイエンスをやりながら、フィールドワークにも力を入れていこうと思ってやり始めたんですが、今はもう、フィールドワークだけでいいです。それくらい、現実の世界はおもしろい(笑)

五十嵐:そうなんですね! 高井さんは、熱水生物 研究の第一人者ですよね。

高井:深海には、熱水噴出孔というものがあります。300度を超える熱水が湧いていて、そこには深海熱水に特有の微生物や動物がいます。そこに生息する微生物が、太陽光がなくても、熱水に含まれる硫化水素やメタンなどをエネルギー源として有機物を作り出すんです。1977年に発見されて以来、この環境こそが生命の起源だと注目を集めています。「海獣の子供」で描かれているような深海の生命に共通するような生命活動の共通法則みたいなものを自分の中で見つけて、論文という形にできました。その研究については科学論文として書き切った感があり、地球の熱水は制覇したと思えたんです。生命の起源は、深海熱水で決定していると言っていいぐらいに。なので今は、人類がまだ完全に理解できていない、超深海海溝に挑戦しています。

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(↑ インド洋の深海底の熱水噴出孔。黒い煙のような“熱水”がふき出している)

五十嵐:超深海海溝……どういうところでしょうか?

高井:海って、基本的に平べったいんです。太平洋のほとんどの場所は水深5000mの深海平原、地球全体の海の平均水深は3800mになります。深海といっても、水は回ります。世界の海広しといっても、しょせん数千年に一回は混ざるので、その状態は一様です。ところが、そこに5000mくらいの海底から切れ込みが入った場所、海溝や断裂帯、があります。しかも切れ込みの幅が狭くて、水が回らない。

五十嵐:そうか、上の方だけは水が回るけど、切れ込みの部分は溜まったままになるんですね。

高井:はい、混ざらないので独自の世界ができているんです。今現在の世界に存在しながら、数万年、数十万年のレベルで隔離されているかもしれない。海嶺(かいれい)という海底地形をご存じでしょうか? 海底が割れてマグマ活動により海洋プレートが形成されるところです。海嶺のなかに形成される横ずれ断層と呼ばれる部分では、スパーンとカミソリで切ったかのようにV字の切れ込みが入り、超深海になっているところがあります。その横ずれ断層の一番下のマントルまで切れているような場所に、まだ誰も知らない地球内部のエネルギーに依存した生態系があると思っています。
まさに、地球のラストフロンティアですね。我々の今の世界と隔離された世界がある。その隔離された世界を明らかにすることに興味があります。

五十嵐:なるほど。それは未知の世界ですね。

高井:生命の起源については、もうライフワークです。僕に残された時間は少なく、自分の人生では解ききれない。僕は、ここまで道を切り開いた1人の人間として死ねばいいと思っています。それがある意味、研究者としての幸せです。
その代わり、研究は脈々と続いていって欲しい。そして、最後に誰かが解いてくれれば、ね。

そして、もう1つ。
冒険家としては、誰も行ったことのないところに行って、誰も見つけたことのない生物を見つけられるとおもしろいな、と。おもしろいだけじゃなく、未知の生物には、きっと我々を本質的に理解する“カギ”が隠れているでしょう。

五十嵐:ロマンですね!極端な環境の生物を研究することによって、それこそ、他の惑星の生物の発見にもつながるんじゃないかと……。JAMSTECは確か、JAXAにも協力されていますよね?

高井:JAXAもそうですし、NASAとも協力しています。土星探査機のカッシーニによって、土星の衛星エンケラドスの氷の地表から水蒸気や氷が噴出していることが確認されました。つまり、地下に海があり、熱水活動が起こっているかもしれないんです。海、そして、熱水ということで、JAMSTECに白羽の矢が立ちました。

五十嵐:しかし、生きているうちに宇宙へ行くのは、なかなか難しそうです。惑星からサンプルを持ってくるといっても、本当に一部分がせいぜいでしょう。

高井:でも、見ることはできると思うんですよね。10年、20年では難しいかもしれませんが、映像で地球に届けることは可能だと思います。我々は行けないけれども、まったく未知の世界をのぞき見ることができるかもしれない。
僕としては、宇宙にも海があるってことがわかったことで、地球の海のその先の世界が見つかった。これは、すごく良かったなと思っています。
人間って行けるとなると絶対行こうとするじゃないですか。そういうものが、世の中を変えていく原動力になる。行くべき水平線や先があるっていうのは、人間にとってはすごく幸せなことですよね。

五十嵐:本当にそうですね。

<海と宇宙、そして生命を描いた理由>

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五十嵐:実は、「海獣の子供」を描くにあたって、何か壮大なテーマを掲げたわけではないんです。海の生物をたくさん描きたいな、というのが動機でして……。生命の起源、みたいなところが出てきたのは、私の普段の興味関心が勝手に出てきちゃっただけなんです。

高井:僕も読んでいてわかりました(笑)描いているうちに、自分の中で話がどんどんつながっていって……という感じですか?

五十嵐:本当にそんな感じでした。連想ゲームのようにどんどん作っていくと、自然と発想がつながって広がっていく。それが、描いていて一番楽しい部分だったりします。

高井:やはり芸術家ですよね。計算ずくじゃない。

五十嵐:生き物を描いていく中で、似ているものを隣に置いてみたりして、つながりそうな点を探したりしましたね。深海と宇宙って、やっぱり似ていると思うんです。

高井:海はもともとお好きなんですか?

五十嵐:海に対しては、特別な興味があったわけではないんです。初めて沖縄旅行に行ったとき、せっかくだからと東京から那覇まで船で行きました。飛行機と違い、何日もかかるわけです。距離を肌で感じながら、海と空をずーっとぼーっと見て過ごしました。あくせくした生活から、違う時間の流れの中に入っていって、ただただ美しい景色を見て……そのときに感じた感覚を描きたいなと思ったんです。
特に奄美大島を過ぎたときに、ガラッと海の色が変わった。すごくきれいな青で、青自体が光っているようでした。西表島にしばらく滞在したんですが、磯にパシャパシャと入って行くだけでも、今まで見たことがない熱帯魚とかがたくさん泳いでいるし、サンゴも見られるし。
それで海の世界に興味を持ち、まずは「魚が描きたい」と図鑑を購入しました 。

高井:きれいなものを見ると、描きたくなるんですね。

五十嵐:本当はもっとたくさん 描きたかったんです。でも、なかなか連載の締め切りとか間に合わなくて(苦笑)

高井:図鑑以外に、何か参考にされたんですか?

五十嵐:深海生物や深海風景は、テレビのドキュメンタリーや映画などを参考にしました。ほかにも、深海生物の本や図鑑などを見たり。あとは新江ノ島水族館の深海生物の展示は今もよく見に行きます 。そういうものを参考にしつつ、あとは想像力を働かせて描く、といった感じです。

高井:特に描いていて楽しい生物はありますか?

五十嵐:深海の生物がおもしろいと思いましたね、特に、ハオリムシ。内臓っぽい見た目から、イメージが湧いて……。例えば、人間とかだと、皮膚があることで外の世界と一応分かれて いるんですけれども、ハオリムシが内臓だとしたら、外の世界、つまり海の水と隔てる部分がない。ハオリムシとハオリムシが接している周辺のものとが、ぼんやりとした生命体として見えてくるというか。生態系がひとつの生命に見えてくるんです。

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(↑ 熱水噴出孔の周りにびっしりと生息するゴエモンコシオリエビ)

高井:海の生物の一番の特徴は、水と水なんですよね。我々、陸上の生物は、体内の水を閉じ込めるために皮膚を作らざるをえない。一方で海の生物は、体内も水、外の世界も水だから、ごく薄い隔壁でいいんですね。だから、クラゲとナマコとかは、海に溶けてるような感じですし。
陸上は、重力と空気という物理的な制約がありますが、海の生物は形に制約がない。そういう意味では、芸術点が非常に高くつきやすい。

五十嵐:本当に不思議ですよね、生物の形って。

高井:エンケラドスの海の中の映像が見られたら、おもしろいと思うんですよね、絵描きの方からすると。
もしかしたら、とんでもない形の生物が存在するかもしれない。しょせん我々は、地球の生物なので。

五十嵐:全然環境が違いますから、想像を絶するものがあるかもしれないですね。ワクワクします。

高井:鳥と飛行機が違うように、もとより機能を持つものと最適化したものは異なります。しかし、生物から発想を得たものが、人工物の役に立っていることもありますね。
見たこともないものを見つけるっていうのは、9割無駄でしょうけど、1割ぐらいは何かが劇的に変わる可能性を秘めています。これは、重要な点です。

五十嵐:革新的なものが生まれるかもしれないですもんね。

<“浴びる”ように感じて映画を見て欲しい>

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五十嵐:さっきも言いましたが、 この映画は、論理的に、ロジック的に理解しようとするんじゃなく、映像と音楽を浴びるように楽しんでいただけると、感覚的に言いたい事がイメージできる、伝わる気がするんです。
考えながら見るんじゃなくて、感じて欲しいですね。シャワーを浴びたり、風に吹かれているような感じで見ていただけると、楽しめるんじゃないかと思います。

高井:おっしゃるように、浴びて感じて欲しいですね! 海の世界をこういうアプローチで表現していたことが、僕としてもすごくうれしいです。

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海洋研究開発機構(JAMSTEC)とのコラボでは、今後も映画『海獣の子供』を実際の深海調査から解説記事も掲載予定です!

乞うご期待ください。

《プロフィール》

■五十嵐大介
1969年生まれ。1993年、「月刊アフタヌーン」(講談社)にて四季大賞を受賞し、デビュー。主な作品として文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した『魔女』や、小説家・伊坂幸太郎氏との競作描き下ろし作品『SARU』(小学館)などがある。2002~05年の『リトル・フォレスト』(講談社)は日本と韓国で実写映画化された。2009年には、初の長編作品『海獣の子供』で日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。最新作は『ディザインズ』(講談社/2019年、完結巻発売予定)。

■高井 研
海洋研究開発機構(JAMSTEC) 超先鋭研究開発部門 部門長。1997年、京都大学大学院農学研究科水産学専攻博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、科学技術振興事業団科学技術特別研究員などを経て、2019年より現職。専門は、深海や地殻内といった地球の極限環境に生息する微生物や生物の生理・生態や、その生態系の成り立ちと仕組みの解明、および生命の起源や地球外生命の存在についての研究にも取り組んでいる。宇宙生物学者。地球微生物学者。

 

撮影/杉森雄幸

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映画公開を記念して、映画『海獣の子供』の制作現場で実際に生み出された生の原画を目にすることが出来る特別展を京都にて開催します。

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総作画監督の小西賢一氏の作画監督修正の他、生の原画が見られるチャンスです。
是非、映画ご覧になってから、作品の深淵に近づいてみて下さい!

<イベント概要>
【催事名】映画『海獣の子供』原画展示
【会期】6/10(月)~6/16(日)
【時間】11:00~20:00(初日は15:00から、最終日は18:00まで)
【場所】京都精華大学 kara-S ギャラリー(四条烏丸)
【お問い合わせ】075-352-0844

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