2025.2.7
映画『レ・ミゼラブル デジタルリマスター/リミックス』大ヒット記念 スペシャルトークショーレポート【ゲスト:伊礼彼方】
『レ・ミゼラブル デジタルリマスター/リミックス』
大ヒット記念 スペシャルトークショー!
2025年1月23日(木)18:30~ TOHOシネマズ 日比谷
ゲスト:伊礼彼方さん
MC:上村由紀子さん(演劇ライター)
2回目のゲストは帝国劇場クロージング公演で上映中のミュージカル「レ・ミゼラブル」にジャベール役でステージに立つ伊礼彼方さん。「30分じゃ足りない、映画の上映を取りやめてずっと喋りますか?」というほど話が尽きず、ジャベールの制服を脱いだ、素顔の伊礼さんのお話に会場は時に爆笑に包まれました!
伊礼さんご挨拶
どうも伊礼です、よろしくです!
Q:映画はご覧になっていますか?一番好きなシーンは?
伊礼さん: 12年前、即、すぐ観ました。映画版ファンテーヌの「夢やぶれて(I Dreamed a Dream)』が大好きなんですよ。リアリティがあって、嗚咽したりとか息を吸う瞬間とか、声を張り上げた瞬間に涙が溢れる。めちゃめちゃ良いです。
Q:実は第一回目ゲストの吉原光夫さん、第二回目ゲストの三浦宏規さんもこのシーンがお好きだとおっしゃっていたんですよ、打合せしました?
伊礼さん:えええーーー!(立ち上がる) 打合せしてない、してないです、僕ら仲悪いんで(笑)。
Q:ミュージカル「レ・ミゼラブル」との出会いは?
伊礼さん: 26、27歳の頃だったと思います。僕はミュージカル「エリザベート」が帝劇デビューでしたが、作品に出演されていた阿部裕さんがジャベールを演じていて、東京で観られなくて名古屋まで観に行ったんです。それが初めてです。
Q:初めて帝劇でジャベールを演じた時について。
伊礼さん: 覚えてないくらい緊張していました。二度とこの作品には関わりたくないって思った。僕はミュージカルを演っているわりに歌うことに緊張するんです。たとえば芝居だったらセリフを忘れてもアドリブでつなげられるけど、音楽は流れていくから取り残されちゃう。もし歌詞が飛んだらって考えるとものすごく怖いんです。それにジャベールは厳格で間違いを自分に許さないから余計にプレッシャーを感じるんです。だから毎日、早く終われって思ってました。ほかのキャストとの関わりがあれば色んな空気感があるのかもしれないけど、関わるのはほぼバルジャンだけ。孤独感と執念で日に日にプレッシャーが増して自分で自分を追い込んでいました。でも不思議なもので千穐楽を迎えるとまた演りたい!ってなる。正直、今回辞めようと思っていたんですけど・・・舞台に立った時、初めて星とつながっている自分がいました。自然とそこに居られたんです。
いつ、ジャベールは市長がバルジャンだと気づいたのか―
かけひき、心理戦、まるで舞台上の格闘技のようなバルジャンとの白熱した対決の秘密とは!?
熱いトークの続きはこちらをご覧ください。