2021.10.4
30年前のあの出来事が語り継がれる…『キャンディマン』本編映像解禁!
ジョーダン・ピールが新たにアップデートした『キャンディマン』には、92年公開のオリジナル版の小ネタも登場!約30年前のあの出来事が語り継がれる本編シーンを一部解禁!
アメリカに実在する公営住宅地カブリーニ=グリーンに言い伝えられる殺人鬼”キャンディマン”の都市伝説について描かれる本作。この度、主人公アンソニーと恋人ブリアンナ、そしてブリアンナの弟トロイ、トロイの恋人グレイディの4人が、カブリーニ=グリーンに纏わる恐ろしい実話について話すシーンが収められた本編映像が解禁されました。トロイが「物語の主人公はヘレン・ライルという女性だ。白人大学院生で、論文は“カブリーニ=グリーンの都市伝説”」と話し始めると、切り絵の演出でトロイが語るヘレンの物語が映し出されます。不気味がりながらも「ウソだな」と笑い飛ばすアンソニーですが、トロイに「記事になっている。調べろ」と真面目な顔で制止され、次第にカブリーニ=グリーンで起こった出来事に没頭することとなっていきます…。
本シーンを観たことで、すでに察した方もいるだろうが、ヘレン・ライルとは92年に公開された『キャンディマン』のヒロインのこと。随所で約30年前の『キャンディマン』の出来事が散りばめられ、前作ファンも楽しめるギミックがいくつか含まれています。それもそのはず、製作のジョーダン・ピールは92年の『キャンディマン』の大ファン。劇場公開当時13歳だったピールはアメリカのメジャー映画で初めて黒人が主人公かつ敵役として登場した『キャンディマン』に感銘を受けたそうで、当時を振り返り、「子どもの頃からホラーが好きだったけど、黒人のフレディ・クルーガーもジェイソン・ボーヒーズもいなかった。だから『キャンディマン』が登場したときはとても大胆でカタルシスを感じた。ホラー映画に黒人が登場する例はたくさんあるが、この作品は私にとって特に凶悪なものとなった」と明かしています。自身が新たに手がけようと思った理由については「オリジナルの映画では、ヘレンの視点からキャンディマンの伝説を探っていた。しかし、あの映画は私に黒人映画のような印象を与えた。私のための映画だ。だからこのゴーストストーリーを黒人の視点から見た映画を作りたかったんだ」と熱い思いを語っており、ピールの手によってキャンディマンの物語がどのように現代に蘇らされるのか期待が高まるばかりです。
ヘレン・ライルのことが劇中で語られるだけでなく、キャンディマンを演じたトニー・トッドや、赤ちゃんを誘拐された母アン役のヴァネッサ・ウィリアムズが出演することでも話題になっている本作ですが、オリジナル版のファンはそのような小ネタを探すも良し!また未見の方はジョーダン・ピールの巧みな手腕によってアップデートされた本作をまっさらな気持ちで堪能し、散りばめられた謎を紐解きながら楽しむのも良し!『キャンディマン』に是非ともご期待ください!
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■『キャンディマン』 公式サイト
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