2016.6.27
映画『ウォークラフト』:ゲーム『サイレントヒル』シリーズを手掛けるデザイナー伊藤暢達氏が描く主人公のオーク、デュロタン。描き下ろしイラスト&メイキング映像を解禁!
この度、ゲーム「サイレントヒル」シリーズのデザイナーとして知られる伊藤暢達さんが映画の公開を記念し、主人公のオーク、デュロタンのイラストを描き下ろし!
イラストと共に、その制作過程を映しだした特別映像が公開となりました。
ゲーム原作作品として歴史的な記録を生み出している本作ですが、その特徴として挙げられるのが主人公デュロタンの存在。オーク族に属するデュロタンは、人間やドワーフ、エルフたちを侵略する側であるにも関わらず、平和を願い、仲間たちから“反逆者”として扱われながらも人間と共存する道を選択するという、これまでにない独自のキャラクターとして描かれています。
「さまざまな作品で悪役として描かれる事の多いオークのイメージを一新させたデュロタンというキャラクターを、独自の世界観を持つ方に表現していただきたい」と考えていた配給会社が、世界中にファンを持つ大人気ゲームシリーズ「サイレントヒル」シリーズをはじめ、他に類を見ないキャラクターを描き続けているデザイナー・伊藤暢達さんに熱烈オファーをしたところ、伊藤さんは快く快諾。さらに、普段見る事の出来ない、キャラクターの制作過程を特別に撮影させていただきました。
伊藤さんは、「群衆の中でデュロタンだけ人間側に付いているという絵が、このキャラクターを伝えるのに一番わかりやすいかと思うので、本来はオーク側にいるはずなのに、デュロタンだけ真逆を向いているという構図で描き進めようかと思います。」と説明し、手書きでイラストを制作。描く際のポイントについては「極端なくらいマッチョなキャラクターなので、それを出すのに最初は手間取いました。肩のボリュームがキャラクターの一番の特徴なので、誇張気味にしたつもりです。」とコメントし、制作方法についても丁寧に説明しながら伊藤さんの手によって描かれたデュロタンは、キャラクターの持つ重厚感、デュロタンならではの精悍さを感じさせます。
▼完成した描き下ろしイラストはこちら