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映画の中では、海洋生物学者のジムや天才海洋学者アングラードたちが、海の生き物たちから、「祭り」と「海と空」の関係を探っていく場面が描かれています。

そこで、実際の海洋研究を行っているJAMSTECでは、どのような調査・研究が行われているのでしょうか。映画に登場するシーンと実際の深海調査の様子を照らし合わせながらご紹介していきます。

【⑦深海にすむ生物】

本編≫

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実際の写真≫

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↑ハオリムシとユノハナガニ

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↑ゴエモンコシオリエビ

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↑オオグソクムシ

 

熱水噴出孔の周りには無数の生物たちがひしめきあっています。彼らは、熱水のエネルギーから栄養分を創り出す微生物、化学合成バクテリアを共生させたり食べたりして、特殊な生態系“化学合成生態系”を形成しています。

筒状の生物はハオリムシ。体内に化学合成バクテリアを共生させ、バクテリアが熱水をあびて創り出す栄養をもらって生きているため、口も肛門もありません。白いユノハナガニは、眼が退化しており、熱水噴出孔の周りに生えるバクテリアなどを食べています。

熱水噴出孔の周りにびっしりと見られる、ゴエモンコシオリエビは、腹側の毛に化学合成バクテリアを“養殖”してそれをエサにしている、ヤドカリの仲間です。

巨大なダンゴムシのようなオオグソクムシは熱水域ではない普通の深海底に生息し、死んだ魚などなんでも食べるため“海の掃除屋”と言われています。

映画へのコメントを頂いた、イラストレーターの 中村佑介 さんに、なんと『#海獣の子供』応援イラストを描き下して頂きました!!

「コメントだけでは、この映画は表せない」と仰って頂き、今回のイラストが生まれました。

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中村さんの世界観の中で自由自在に生きる琉花や海と空たちは必見です。アングラードやデデもイラスト内に登場します!皆さん見つけられましたか!?

 

 

映画の中では、海洋生物学者のジムや天才海洋学者アングラードたちが、海の生き物たちから、「祭り」と「海と空」の関係を探っていく場面が描かれています。

そこで、実際の海洋研究を行っているJAMSTECでは、どのような調査・研究が行われているのでしょうか。映画に登場するシーンと実際の深海調査の様子を照らし合わせながらご紹介していきます。

【⑥熱水噴出孔】

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深海底には、海底からしみ込んだ海水が、海底下でマグマに温められて数百度にもなった“熱水”が噴き出す、熱水噴出孔があります。熱水には、海底下のさまざまな金属成分や化学物質が溶けており、それが海底から噴き出した時に沈殿してチムニーと呼ばれる構造を作ることがあります。ここには銅や亜鉛、金や銀を含み鉱物資源として注目されています。

 

映画の中では、海洋生物学者のジムや天才海洋学者アングラードたちが、海の生き物たちから、「祭り」と「海と空」の関係を探っていく場面が描かれています。

そこで、実際の海洋研究を行っているJAMSTECでは、どのような調査・研究が行われているのでしょうか。映画に登場するシーンと実際の深海調査の様子を照らし合わせながらご紹介していきます。

【⑤通信手段は“音”】

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クジラが音でコミュニケーションをとるように、海洋調査のコミュニケーションにも音が使われます。携帯電話など、陸上の通信で活躍する電波は水に吸収されて遠くまで届かないからです。

有人潜水調査船「しんかい6500」は人が乗って深海に潜り調査しますが、電波ではなく音波を使った水中通話機で母船上の人と会話をします。また、「しんかい6500」が撮影した画像を音波で母船に送ることができます。

他にも、海底地形や海底下の地層の構造を調べることや、海中の深海探査機へ指令を送るのにも、音を使います。

映画の中では、海洋生物学者のジムや天才海洋学者アングラードたちが、海の生き物たちから、「祭り」と「海と空」の関係を探っていく場面が描かれています。

そこで、実際の海洋研究を行っているJAMSTECでは、どのような調査・研究が行われているのでしょうか。映画に登場するシーンと実際の深海調査の様子を照らし合わせながらご紹介していきます。

【④無人探査機の操縦】

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これは無人探査機「かいこう」の、母船「かいれい」の船上にあるコントロールルームです。映画に出てくる探査機のコントロールルームも良く似ています。

たくさんのモニターで、「かいこう」に搭載された複数のカメラの映像を同時に確認することができます。また、「かいこう」と母船の位置や、「かいこう」の状態を示すモニターもあり、これらを確認しながら3人で操縦します。

 

映画の中では、海洋生物学者のジムや天才海洋学者アングラードたちが、海の生き物たちから、「祭り」と「海と空」の関係を探っていく場面が描かれています。

そこで、実際の海洋研究を行っているJAMSTECでは、どのような調査・研究が行われているのでしょうか。映画に登場するシーンと実際の深海調査の様子を照らし合わせながらご紹介していきます。

【③無人探査機(ROV)】

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7000mまで潜ることのできる無人探査機、「かいこう」。

母船とケーブルでつながっている遠隔操作型無人探査機(ROV;Remotely Operated Vehicle)です。映画に出てくるのもこのタイプの探査機です。ケーブルを介して電源を供給し、船上で操縦します。また、探査機がとらえた映像をリアルタイムで船上で見ることができます。2本のマニピュレーターで岩石や生物を採取したり、観測機器を扱うことができます。
深海を調査する機械には、他に、人が乗っていく有人潜水調査船や、あらかじめプログラミングしたとおりに調査を行う、ケーブルと母船でつながっていない自律型無人探査機(AUV;Autonomous Underwater Vehicle)があります。

映画の中では、海洋生物学者のジムや天才海洋学者アングラードたちが、海の生き物たちから、「祭り」と「海と空」の関係を探っていく場面が描かれています。

そこで、実際の海洋研究を行っているJAMSTECでは、どのような調査・研究が行われているのでしょうか。映画に登場するシーンと実際の深海調査の様子を照らし合わせながらご紹介していきます。

【②海洋調査船の船内】

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JAMSTECの船は長い時で1か月ほど、寄港せずに調査を行います。船を操縦する乗組員の他に、研究者が航海のテーマごとに入れ替わりで乗船します。

乗船者には寝泊まりする部屋が割り当てられます。スペースの限られた船内なので、机とベッド、冷蔵庫と洗面所がコンパクトに配置されており、海が荒れた時に物が落ちないような工夫がされています。

船内には、その他に食堂や会議室、そして実験室が備わっています。

フランス・アヌシーで開催中の「第43回アヌシー国際アニメーション映画祭」にて『海獣の子供』が公式上映されました。

今回、新設のコンペティション部門「コントルシャン」に選出された本作の公式上映(現地時間13日)には、渡辺歩監督・小西総作画監督が登壇!

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会場は現地メディアやヨーロッパの目の肥えたアニメショーンファン、アニメの世界を志す学生などで満員に!

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さらに現地では、渡辺監督と小西総作画監督のサイン会も!

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フランス版ポスター↓

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現地メディアの取材を受ける渡辺監督です↓

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「コントルシャン」の発表は、現地時間15日の夜となります。是非、日本からフランスへエールを送りましょう!

この度、映画音楽を手掛けた、久石 譲のオフィシャルインタビュー映像を公開。

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長編アニメーション映画の音楽を手掛けるのは、スタジオジブリ制作の『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』以来6年ぶりとなり、いったい今作ではどのようなチャレンジを仕掛けたのか、インタビューの中で語って頂きました。
映画音楽のセオリーである「音楽を状況に付けるか、心情に付けるか」という事から距離をとって、<従来誰もやっていない映画音楽の方法>で今回の音色を紡いでいったという久石 譲。

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さらに、作品については「観る人のイマジネーションをきちんと駆り立てるもので、アンテナを貼っていればこれほど面白い作品はない」とその魅力を語りました。

主題歌と合わせて、是非スクリーンで久石 譲が組み上げた音の螺旋を駆け上がってみてください。

映画の中では、海洋生物学者のジムや天才海洋学者アングラードたちが、海の生き物たちから、「祭り」と「海と空」の関係を探っていく場面が描かれています。

そこで、実際の海洋研究を行っているJAMSTECでは、どのような調査・研究が行われているのでしょうか。映画に登場するシーンと実際の深海調査の様子を照らし合わせながらご紹介していきます。

【①海洋調査船】

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実際の写真≫

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JAMSTECでは6隻の海洋調査船と1隻の科学掘削船を駆使して海洋調査を行っています。

映画にはよく似た調査船が出てきますが、上の写真は深海調査研究船「かいれい」。無人探査機「かいこう」の母船であり、調査海域まで「かいこう」を搭載して、到着したら船尾のクレーンで吊り上げて海に下ろします。海底地形や海底下の地層構造の調査も得意としており、地震や海底資源調査に活躍しています。

様々な船で調査を行うことができますが、それぞれ得意分野があります。

JAMSTECの船舶について詳しくはこちら(www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/

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