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映画の中では、海洋生物学者のジムや天才海洋学者アングラードたちが、海の生き物たちから、「祭り」と「海と空」の関係を探っていく場面が描かれています。

そこで、実際の海洋研究を行っているJAMSTECでは、どのような調査・研究が行われているのでしょうか。映画に登場するシーンと実際の深海調査の様子を照らし合わせながらご紹介していきます。

【⑦深海にすむ生物】

本編≫

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実際の写真≫

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↑ハオリムシとユノハナガニ

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↑ゴエモンコシオリエビ

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↑オオグソクムシ

 

熱水噴出孔の周りには無数の生物たちがひしめきあっています。彼らは、熱水のエネルギーから栄養分を創り出す微生物、化学合成バクテリアを共生させたり食べたりして、特殊な生態系“化学合成生態系”を形成しています。

筒状の生物はハオリムシ。体内に化学合成バクテリアを共生させ、バクテリアが熱水をあびて創り出す栄養をもらって生きているため、口も肛門もありません。白いユノハナガニは、眼が退化しており、熱水噴出孔の周りに生えるバクテリアなどを食べています。

熱水噴出孔の周りにびっしりと見られる、ゴエモンコシオリエビは、腹側の毛に化学合成バクテリアを“養殖”してそれをエサにしている、ヤドカリの仲間です。

巨大なダンゴムシのようなオオグソクムシは熱水域ではない普通の深海底に生息し、死んだ魚などなんでも食べるため“海の掃除屋”と言われています。