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映画の中では、海洋生物学者のジムや天才海洋学者アングラードたちが、海の生き物たちから、「祭り」と「海と空」の関係を探っていく場面が描かれています。

そこで、実際の海洋研究を行っているJAMSTECでは、どのような調査・研究が行われているのでしょうか。映画に登場するシーンと実際の深海調査の様子を照らし合わせながらご紹介していきます。

いよいよ最終回です。

【最終回:海の底】

本編≫

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≫実際の写真

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写真は、世界で一番深いマリアナ海溝の底です。水深は約10920m。

浅い海には太陽の光が降り注ぎ、海藻やサンゴが育ちます。それをエサにし、また、かくれがとする生物がたくさんすみつきます。

深海底には太陽光は届かず、海藻などの植物は育ちません。水温は低く、水圧が高く、エサが少ない環境です。そんな環境に適応した生物や微生物には、スゴい能力が備わっているかもしれません。それを私たちの社会に役立てられないか、調べる研究も行われています。

 

全11回にわたってお送りした本企画、お楽しみ頂けましたでしょうか。ご紹介したのは、海のほんのごくごく一部です。

映画をきっかけに“海”の新たな一面を発見をして頂けたらと思います。お付き合い頂いた皆さん、ありがとうございました。