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2018.02.20

エリアル役 入野自由 インタビュー

――作品の第一印象を教えてください。
入野 オーディションの時は、ファンタジーで専門用語も多いので難解だという印象でした。その後、メインキャストが集まって本読みをすることになりました。事前に台本をいただいたんですが、感動しましたし、「この作品は絶対に面白い!」と感じました。
――脚本に岡田さんらしい感触がありましたか。
入野 岡田さんが関わった全部の作品を知っているわけではないので、断言するのは難しいんですが……セリフがとても真っ直ぐに、痛い言葉もそのままに描かれているのが印象的で、岡田さんの描く世界だと感じました。
――岡田さんが初監督を務めることについてはどう思いましたか。
入野 おもしろい試みだと思いました。監督をされるとういうのは大きな決断だったと思いますし、大変なこともあったと思いますが、面白い作品を作ろうとしているんだなということをアフレコ現場の様子で感じました。
――長命なマキアと人間の子供エリアルの関係が映画の縦軸です。
入野 普通の人間と姿が変わらないまま長生きする種族の関係という、ファンタジーの部分を、岡田さんはすごくリアルに表現していました。だから、演じていて共感するところが沢山ありました。エリアルが、自分とマキアの関係について言うセリフがあるんですが、その2行ぐらいのセリフの中に、二人の関係性が詰まっていると思います。無償の愛というのは、こういうことなんだと思いました。一人でも多い人に観ていただきたい作品です。

いりの・みゆ/ジャンクション所属。主な出演作に『機動戦士ガンダム00』(沙慈・クロスロード)、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(宿海仁太)、『コードギアス 亡国のアキト』(日向アキト)、『言の葉の庭』(タカオ)、『聲の形』(石田将也)などがある。