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2018.02.01

全国縦断試写会in広島

全国縦断試写会も、とうとう折り返し地点。
お邪魔した広島には、美術監督の東地さんも一緒でした。いつまでも緊張がぬけない私に、「今回は俺に任せてください」と、洋服を一式そろえて臨んでくれた東地さん。仕事でめちゃくちゃ頼りになる東地さんですが、こんなところでも……!

進行台本に「クロストークしてください」と書かれているのですが、東地さんのフレンドリートークにふれ、ようやくそのやり方がわかりました……レベルがあがった!これからは、東地さんの技をなんとか受け継いでいこうと思います。
小さめのアットホームな会場で、傾斜もあるので、目の悪い私でも来てくださった方全員の笑顔が見えました。広島の皆さん、暖かく迎えていただきありがとうございました。

試写会でも触れたのですが、誰もが認める青職人(?)である東地さんの、「黒」が私は大好きなのです。闇の表現が、本当にあったかい。数多くの素晴らしい闇の中で、私が一番愛するのはこのカット。

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黒の中に温度がある。ここは「安心して休める場所なんだ」と、体感でわかる。背景だけでじんわり伝わってくるこの豊かな情報には、言葉をいくら重ねても勝てません。今回、東地さんが参加してくださったことで、背景を意識した脚本にチャレンジしてみたいと思いました。そこにも注目していただけたら……!

背景美術にも、本当に優秀なスタッフが数多く参加してくれています。作画で「このカットのこのキャラは、○○さんが担当しているのでは?」と話題になりますが、背景も担当してくださる方ごとに素晴らしい個性がある。背景チェックをしていると「あ、ここ○○さんの絵だ」と気づくようになって。東地さんに答え合わせをしてもらって、当たっているとドヤッと嬉しくなりました。