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この度、映画『海獣の子供』のアートブックの発売が決定しました!

全248ページにも及ぶ、膨大な制作過程の軌跡を詰め込んだアートブックから、映画を観た後に新たな発見があることは間違いありません。

STUDIO4℃の制作現場の最前線に読者の皆さんを誘います。

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発売ににあたり、本作を含め『スチームボーイ』(04)、『鉄コン筋クリート』(06)、『青の祓魔師 ―劇場版―』(12)、「血界戦線」(15)等の映画・TVアニメ問わずエポックメイキングな作品の美術監督を務めてきた木村真二からコメントが到着!

 素晴らしい原作ほどアニメーションにして意味があるのか?
完結している特別な世界を大勢のスタッフで作ることが望ましいのか?
最初の頃のそのような不安も監督の渡辺さん、キャラクターデザイン・総作画監督・演出の小西さんと進めていくうちに、アニメーションでしかできない作り方で五十嵐さんの世界観を伝えられるのではと思うようになりました。
 なにげない日常から始まり、海、宇宙、無限と続く物語を背景美術からの視点でまとめてみました。

木村真二

まずは、映画館で怪作とも言える『海獣の子供』を体感して、さらにアートブックを通して、更なる深淵にたどり着いてみてください。

【映画『海獣の子供』ARTBOOK 概要】

■書籍名:映画「海獣の子供」ARTBOOK
■発売日:6月7日(金)
■価格:3,600円(税別)
■予定ページ数:248P
■装丁:ハードカバー、B5横
■発行:大誠社

【木村真二 プロフィール】

1962年生まれ。81年に小林プロダクションに入社。『プロジェクトA子』(86)で美術監督デビュー。製作期間9年をかけた大友克洋監督の超大作『スチームボーイ』(04)を経て、STUDIO4℃制作・松本大洋原作の『鉄コン筋クリート』(06)に参加。それ自体がキャラクターといえる作品の舞台「宝町」を、大胆かつ緻密な圧倒的画力をもって現出させた。その他の代表作に『ヴイナス戦記』(89)、『とつぜん!猫の国 バニパルウィット』(98)、『青の祓魔師 劇場版』(12)、『ムタフカズ』(17)など。『GENIUS PARTY』(07)の1エピソード「デスティック・フォー」、TVアニメ「ヒピラくん」(09)などの監督作もある。