今年の6月10日(月)から15日(日)までフランス・アヌシーで開催される、「第43回アヌシー国際アニメーション映画祭」の新設コンペティション部門「Contrechamp」(Contrechamps is the new competitive section of Annecy festival)に『海獣の子供』がこの度、ノミネートされました。
1960年にカンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立して誕生した同映画祭は、アニメーション専門の映画祭として最長の歴史を持ち、世界最大の規模を誇ります。例年、フランス南東部の観光都市アヌシーで開催され、国内外の約230作品が上映、来場者は約12万人以上。43回目を数える今年のゲスト国(Country of honors)は日本です。一昨年はブラジル、昨年は中国がゲスト国を務め、今年はジャパニメーションを引っ提げて、日本作品が映画祭を席巻します!
そして、今年から新設されたオフィシャルセレクション内の新設コンペティション部門「Contrechamp」に『海獣の子供』がノミネーションされました!セレクション作品には独自のアワードが与えられる予定で、世界にこの作品を認めてもらう大きなチャンスがやってきました!
映画祭のArtistic Director 、MARCEL JEAN氏は今回のノミネーションについて、
「海獣の子供」は渡辺歩氏のディレクション、そして久石譲氏による壮大で素晴らしい映画音楽により制作された、まさに待望のフィルムです。作品全体に通ずるその大胆さと創造性において、この作品はAnnecyの「オフィシャルセレクション CONTRECHAMP部門」の核となるコンセプトを、まさに体現しています。「海獣の子供」は、宇宙という次元と神秘を描いた、類い稀な偉業であり、素晴らしい映画です。
と、新たに映画祭に誕生したコンペティション部門に相応しいと、太鼓判を頂きました。
是非、続報にご期待ください!
≪アヌシー国際アニメーション映画祭とは?≫
「アヌシー国際アニメーション映画祭」は1960年にカンヌ国際映画祭のアニメーション部門が独立して始まった、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)公認の映画祭。会期中には世界95か国から、12万人を超えるアニメーション関係者やアニメーションファンが集う、世界最大のアニメーション映画祭です。過去には、宮崎駿監督作品の『紅の豚』が長編部門のグランプリを獲得し、2017年には湯浅政明監督作品の『夜明け告げるルーのうた』が長編部門最高賞にあたる「クリスタル賞」を受賞するなど、日本の作品が今も昔も注目され続けています。また、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオやドリームワークス・アニメーションなどのメジャースタジオも参加するなど、芸術的なヨーロッパ作品だけでなく、多角的な総合アニメーション映画祭として拡大を続けています。