本作を観た各界の著名人から、
衝撃×絶賛のコメントが到着しました!
『楽園』。犯罪実録という瀬々監督の積み重ねてきたモチーフが最高純度で濃縮されていて、何より監督の誠実な眼差しに息を飲む。演出・撮影・編集、すべてが熟練監督の匠の技で、そのリズムに酔いしれました。
深田晃司/映画監督
罪を生み出す人間の愚かさ。被害者、加害者の両方の立場に立って真実を見つめようとする監督の目。
不条理が蔓延した社会に生きる私たちは常にこの主人公たちと隣合わせにあることをこの映画は鋭く突きつけてくる。
数々の社会の闇と絶望を映画にしてきた瀬々監督がこの映画の最後に見せてくれる救いに、それでも人間は生きていくのだと実感させられた。
行定勲(映画監督)
現代において物語ること、社会の中で作品を届けること、その可能性を耕さんとす真摯さに照らされる映画体験でした。
映画世界に創り上げられたY字路という巨大な鏡が、スクリーンを超えて鑑賞者を感光させるように。
山戸結希(映画監督)
言葉が出ない。映画に関わっていると自称する者、全てが、通過しなければならない『事件』ともいえる作品だ。
堤幸彦(映画監督)
人がひとり亡くなっているのに
いや、殺されているのに
犯人だって、あいつしかいないのに
わたしには、ひとりとして悪いとおもえる人間がいなかったのである
あえて挙げるならば、それは全員
それは、人…。
坂上忍(俳優)
土地に縛られた登場人物たちは全員、どこかの地点で、あったかもしれない楽園から追放される。そしてその先の人生を、這いつくばって希求するのだが、その不器用で剥きだしな生き様や眼差しが、とてつもなくリアルだ。……一週間、くらいだろうか。それくらいは、確実に引きずってしまう映画だ。
中村航(作家)
良い意味で救いがなく重たい映画。1つ何かを間違えば人間はそっち側に行ってしまうのではないかという怖さをまとっている。音楽が素晴らしくて役者さんの熱演を盛り上げている。
品川ヒロシ(映画監督・お笑い芸人)