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2/28(日) 大ヒット御礼舞台挨拶レポート

2月28日(日)、大ヒット御礼舞台挨拶を実施いたしました。
主人公の公認心理師・真壁由紀を演じた北川景子と、
父親殺しの容疑者という難しい役どころを演じきった芳根京子、
そして監督を務めた堤幸彦監督が登壇し、
公式Twitterで事前に募集した質問に回答いただきました。
質問と回答をまとめてレポートします。
(※本編の内容が含まれますので鑑賞後にお読みいただくことをお勧めいたします)

▼堤幸彦監督への質問
【北川さん、芳根さんの出演シーンで、監督から見てスゴイと思ったシーンは?】

堤監督「本人を目の前にして…(笑)。やはり面会室のシーンは、私はカットをたくさん割るタイプなのですが、面会室のシーンはリハーサルのお二人の演技を見てそのカット割りはもう要らない、と。それぞれの一本押しでいける、そんな迫力、説得力、女優としての表現力の高さを目の当たりにしました。よく『映像を見て震える』なんて言うけど、本当にそうだった。芳根さんに至っては直前まで裏でせんべいをボリボリ食べていたのにすぐにあのお芝居、北川さんは毎テイク必ず同じことを再現してくれる。これは凄い。なかなか出来ないんです。」
北川「(面会室の)シーンは、環菜が自分の心を開くことが大切なので、環菜にどんな感情の爆発が起きてもすべてを受け止められるように、しっかり立っていようというのは思いました。(芳根と)話し合いとかもしませんでしたし、監督からのカット割りをやめよう、という話もそうですが、何かが生まれた感じでした。」
芳根「頭で考えてもダメだと思って。緊張し過ぎて心臓の音がマイクに拾われていたのは初めてでした。それでも真壁先生と感情がなにか繋がった瞬間だったなと今でも鮮明に覚えてます。」

▼北川さん・芳根さんへの質問
【涙を流すシーンが多くて大変だったのでは?泣く演技のときはどのようなことを考えているのですか?】

堤監督「やっぱり亡くなったペットのことを考えるんですか?」
北川「そんなことはないです(笑) 写真を見て泣くシーンはそんなに難しいことではなくて。その写真が本当に素敵であたたかくて、演じた由紀は恵まれた国で恵まれて育ったのに当たり前のような幸せが当たり前じゃなくて、思わず泣けてくるっていうシーンで。自然に出てきました。」
芳根「あのシーン、振り返ったときに出る涙が大好きです!」
堤監督「照明が当たっているほうから涙を出した、というわけじゃないんでしょ?」
北川「こっち側から出るといいなあ、とは少し考えてました。」

芳根「面会室のシーンも、最後の法廷の独白のシーンも、台本に“涙”と書いてないんです。ただあふれてくる感情だったなと思います。最後のシーンで泣いてしまうのはどう見えるかな…?と思ったんですが…」
堤監督「たくさんの人に見つめられながら環菜が初めて本音で話すというシーンで、自然に涙が出てくるのは素晴らしかったですよ。」

▼北川さんへの質問
【実際に公認心理師の方と会って役作りをして、以前よりも相手の気持ちが分かるようになった、など北川さん自身の変化はありましたか?」】

北川「注意して観ていると、テレビのニュースでもこの映画に似ているようなケースが取り上げられていて、気になるようになりました。言葉で「大丈夫です」と言っていても、心の中ではSOSを発している人もたくさんいるんだなというのを改めて感じたので、人のために何ができるか、というのは結構考えるようになった気がします。」

▼芳根さんへの質問
【北川さんから言われて一番愛を感じた記憶に残る言葉はありますか?】

芳根「たくさんあるんですけど(笑) いまお互いに連ドラの撮影で忙しくて、『きょんちゃん(芳根)が頑張っていると思うと私も頑張れる』と連絡をもらって、すごく嬉しくて!好きな人と一緒に頑張るのは幸せだな、と日々感じてます。」
北川「家庭との両立に心が折れそうになったりするときにちょうどよく連絡をくれて、一緒に頑張っているように感じられて勇気をもらってます。年齢の差もあるけど、”心の友”のような、良いご縁をもらった作品です。」

舞台挨拶の最後には、当日が24歳の誕生日だった芳根さんへ、北川さんから大きな花束とメッセージが贈られるサプライズも。
”愛”に溢れたあたたかい雰囲気に包まれた舞台挨拶となりました。

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